株式会社 若月印刷 SDGsへの取り組み

 

 

 

(1)SDGs基本理念

 弊社は、SDGsの17の目標の内、環境の持続可能性確保のために№12「つくる責任・つかう責任」において、限りある「資源の有効活用」を目指し、環境に有害な影響を与える要因を、全社員で徹底排除することを前提に、環境配慮型の受注・生産体制を構築し、無駄のない資源・エネルギー活用に取り組み、事業環境と変化する社会環境の調和を目標に、それらの活動を日々の業務に意識して実施し、限りある地球資源と循環型環境保護に挑戦する企業を目指す。

 

(2)行動指針

 1.環境への影響を調査、評価し、主要な要因を効果的に低減します。そのために技術的、経済的、人為的に可能な限り達成すべき目標を定めます。
 2.環境に及ぼす影響を考慮し、環境配慮目標を定め、定期見直しにより環境保全の継続的改善を図ります。
 3.経済的でかつ環境配慮に適合した小ロット・両面付合せ・分割発注印刷の普及啓蒙を推進します。
 4.環境に配慮した資材調達、生産技術開発、情報技術開発、商品開発に取り組みます。
 5.環境関連の法規則を遵守し、弊社独自の基準を定め、環境保全に勤めます。
 6.この環境方針を全社員に周知し、教育と実践していく事で環境保全意識の向上を図ります。
 7.環境への取り組みを適時に情報開示し、企業の社会的責任を自覚し、社会との協調に務めます。
 8.COVIT19に対する取り組みとして、毎朝と帰社時の検温、手の消毒うがいや空気清浄機を人数の多い部署に設置し、1時間ごとの喚起に努める。
 9.社会情勢に合わせて、社員の働く環境確保のため定年を65歳まで延長し、希望者は70歳まで働ける職場にしていく。 

 

SDGs取組最高責任者   

株式会社 若月印刷   

代表取締役 若月  孝

 

 

 

デザイン

 

①デザイン段階で、校正・カラーカンプの用紙は、再生紙を使用する。

②一度プリントした用紙は、必ず裏面も使い、両面使用後、再生資源に利用する。

③入稿原稿のデジタル化を推奨し、環境に配慮している会社である事をPRする。

④室内温度は夏は26~28度、冬は20~22度を基準にする。

⑤昼休みや長時間席を離れるときは、PC電源をOFFにする。

⑥夏・冬制服を着用することで、私服着用しないことでの循環環境にも配慮する。

⑦ボールペン等の消耗品は、替え芯利用で環境に配慮する。

 

 

刷  版

 

*環境対応型現像レスCTP

近年のオフセット印刷ではCTP(Computer To Plate)という従来の製版フィルムを一切使わないシステムで、コンピゥーターからダイレクトに刷版(CTP・DTP)を作成しており、弊社はCTP・DTP率100%ですので、廃棄物となるフイルム系は全く使用しておりません。また、このシステムは製版作業時に発生するピンホールやゴミの混入がなく、版の再出力がゼロで高品質であるというメリットもあります。

 

*現像レスCTPプレート

従来のCTPでは現像のため強アルカリ性の現像液が使われていました。
この現像液はph12を超えており、廃棄物処理法で「産業廃棄物のうち、爆発性、毒性、感染性その他の人の健康または生活環境に係る被害を生ずるおそれがある性状を有するもの」として厳しい規制が行われています。弊社では、この現像液が不要であるAGFA社「Azura-TS」を初代CTPから導入しております。これは現像レスCTPプレートとも呼ばれ、露光後ガム洗浄するだけで印刷機にかけることができ、世界でも唯一のシステムで、他社のような印刷機上での処理も不要です。現像機稼働によるCO2排出量削減に加え、廃棄薬液を一切出さない環境に優しい刷版システムで、更に、工程が大幅に短縮できるというコストメリットがあります。

①工程のデジタル化を推進し、CTP化率100%を達成。

②色校正は100%DDCPを達成。

③CTP2台、DTP1台すべて、ケミカルレス(現像液不要)を達成。

④廃CTP版をすべて回収業者に引き渡しリサイクル化を達成。

⑤室内温度は夏冬とも23~25度、湿度は40~70%を基準にする。

⑥夏・冬制服を着用することで、私服着用しないことでの循環環境にも配慮する。

 

 

印  刷

 

*ノンアルコール印刷

ノンアルコール印刷とは、印刷工程で使われる湿し水にIPA(イソプロピルアルコール)を使用しない印刷のことで、弊社の印刷はすべてノンアルコール印刷で行われています。IPAはVOC(揮発性有機化合物)の一種で、高濃度の蒸気を吸引すると吐き気や頭痛などの中毒症状を引き起こす場合があり、引火性も強い液体です。揮発以外にも地下に浸透した場合、土壌汚染や地下水汚染を起こす危険性があり、環境省が削減を推奨しています。IPAには水と混ぜ合わせると粘性が上昇する特性があり、この特徴を活かした従来のIPAを含む湿し水は版面に行き渡りやすく、印刷しやすかったので長年使われてきました。

 

*速乾印刷

速乾印刷とは、オフセット印刷は「水とインキの化学変化」が原理ですが、その水の量を絞り込む事で版面の湿し水の量が少ないためインキの乳化が抑えられ、使用インキも量が少なくても濃度が上がり、自然乾燥でも従来より半分の時間で次の作業が可能になる印刷システムです。そのために弊社では湿し水の管理を徹底して行っており、湿し水循環システムと併用して純水装置で水の粒子を小さくすることで、版面に付く湿し水の量が少なくて済む取り組みで水とインキの使用料を従来より、20%削減している。

 

*環境対応型インキ

弊社の油性インキ印刷物は、環境に優しい「植物油・米油インキ」で印刷されています。

「植物油・米油インキ」は石油溶剤の一部をそれぞれ大豆油・植物油に替えたインキで、大気汚染の原因になるVOC(揮発性有機化合物)の発生を低減します。VOCは大気中に飛散すると光化学オキシダントやSPM(浮遊粒子状物質)を生成し、呼吸器疾患や化学物質過敏症などの健康問題を引き起こすとされています。

 

*ブロッキング防止パウダーの削減

弊社はH-UVシステム4色印刷機1台は、従来のUV機と比べると消費電力が格段に削減され、その上、パウダーを使わない事で使用量を0にしております。また、他の4色機2台は「速乾印刷」に湿し水の段階から使用量を削減することで、インキの薄盛が可能になりグロス感向上と乾燥が早くなる事で、パウダー使用量を従来より20%削減する事でエコロジーでクリーンな環境を構築しています。

 

①VOC発生を抑制するため、湿し水循環システムと純水装置を採用し、IPA濃度管理を実施し5%未満を5台の印刷機の内3台で実施する。

②実施してない2台もVOC配慮型湿し水を100%利用する。

③インキ洗浄時のVOC発生を抑制するため、5台の内2台で自動液洗浄システムを使用している。また、使用する洗浄剤もVOC成分の少ないVOC配慮型洗浄剤を購入。

④洗浄剤容器などは、必ず蓋付き容器で保管し、VOC発生を抑制する。

⑤印刷工程の環境負荷(エネルギー・騒音・振動等)を定期的に計測する。

⑥印刷機モーター・エアコン・蛍光灯はインバーターの採用で、省エネに配慮する。

⑦コンプレッサーは環境配慮型を使用し、省エネに配慮する。

⑧インキ・損紙の削減のため、速乾印刷を実施し、湿し水を絞り、省エネに配慮する。

⑨損紙は、分別し再生可能な用紙は100%リサイクル化し、回収業者に引き渡す。

⑩金属インキ缶に付着した残インキをヘラで充分に取る処理をした上で、リサイクル業者の田口商会様に引き取ってもらい、リサイクル化100%にする。

⑪ウェスは、社会全体のリサイクルを推進するために、再生ウェスを100%利用する。使用済みウェスは、VOC排出を低減するために蓋付き容器に一時保管し、最終的には地区のクリーンセンターで処分する。

⑫室内温度は夏は24~26度、冬は20~22度を湿度は40%から60%を基準にする。

⑬VOC発生検知装置を設置し、警告アラーム時には換気を実施し、工場内環境に配慮する。

⑭資材メーカー等の取引先が環境法規制を遵守しているかの定期的確認。

⑮メンテナンスを定期的に実施することで、トラブルによる刷直しや損紙の削減に寄与する。

⑯印刷予備紙は営業指示数を超えないようにし、無駄な予備紙の削減に努力する。

⑰夏・冬制服を着用することで、私服着用しないことでの循環環境にも配慮する。

 

 

印  字

 

①室内温度は夏は26~28度、冬は20~22度を基準にする。

②メンテナンスを定期的に実施することで、トラブルによる刷直しや損紙の削減に寄与する。

③損紙・残紙は、分別し再生可能な用紙は100%リサイクル化し、回収業者に引き渡す。

④昼休みや長時間席を離れるときは、PC電源をOFFにする。

⑤夏・冬制服を着用することで、私服着用しないことでの循環環境にも配慮する。

⑥資材メーカー等の取引先が環境法規制を遵守しているかの定期的確認。

 

 

紙  工

 

①紙工の段階で発生する断ち落とし残紙、段ボール、ラップフイルムを分別し、再生資源としてリサイクル業者の田口商会様に100%引き渡す。

②紙工工程の環境負荷(エネルギー・騒音・振動等)を定期的に計測する。

③室内温度は夏は26~28度、冬は20~22度を湿度は40%から60%を基準にする。

④夏・冬制服を着用することで、私服着用しないことでの循環環境にも配慮する。

⑤当社は、製本加工については全て外部委託しているので、委託先にも発注条件として環境に配慮した取り組みをお願いする。

 

 

デリバリ

 

①製品の包装は可能な限り簡易なものとし、再生利用の容易さ廃棄時の負荷低減に配慮する。

②PPバンド、PP紐、ストレッチフィルム、ワンプ等の包装資材は可能なもの100%再生資源として回収業者に引き渡す。

③工場内は充電式フォークリフト2台を使用し、屋外フォークリフト1台はガソリン車で、アイドリングストップや過剰積載防止を実施し、騒音防止に取り組む。

④フォークリフト運転時には、乱暴な運転や側溝の蓋通過に配慮し、騒音防止に取り組む。

⑤運送会社トラックへの積載量は適量を守り、同一方面混載を依頼し、環境負荷の低減に配慮する。

 

 

緊急時対応手順書

緊急時(地震・火災・風水雪害・停電時における環境配慮への取り組み》 

 

(1)地震時における環境配慮

①震度3以上の時は、稼働している機械類・パソコン・電灯のスイッチを切る。

②印刷機が稼働中は、手順通り機械を停止し、損紙の発生を抑える。

③揺れが長く続くときは、館内放送で全員が外に避難し、一か所に集合する。

 

(2)火災時における環境配慮

①社内の消火栓の使用訓練を半年に1回実施する。

②火災発生は、印刷業にとって燃えやすい物ばかりが周りにあるので、近くにある消火栓を複数人で、手順に従って操作し初期消火で被害を最小限にとどめる。

③当社の消火栓は、パッケージ型消火栓で窒素ガスによる消火なので、水による消火よりも周辺資材への被害は、最小限に抑えることが出来る。

 

(3)風水雪害時における環境配慮

①前工場が河川から近く、何度も洪水の危険にさらされたため、それを考慮し現在地は高台に立地し、地盤も1m位で岩盤という好条件に巡り合え感謝している。

②上記の好条件だけに、周りに風を遮るものがなく、強風には充分な注意が必要。

③天気予報などの情報を集める事で、被害を最小限にする行動をする。

④雪害対策としては、屋根に基準値の積雪を超えた場合は、速やかに雪下ろし除雪をし社員の安全を守る。

⑤冬の除雪体制は、外部委託だと移動によるエネルギー消費が高くなるため、社内のフォークショベル2台で10㎝以上の積雪で稼働対応する。

 

(4)停電時における環境配慮

①昨今は突然の停電が起きる可能性は少ないが、風雪・雷時にはパソコンは10分位の停電対応措置を講じているので問題ないが、営業・総務のパソコンは天候異変時には、電源を落とすかまめに保存を繰り返すかの対処をする。

②問題は印刷機の稼働中の突然の停電である。印刷機は胴が入っている状況が最悪で、紙が印刷胴に挟まってしまった場合は、手動による回復措置以外方法がなくなり損紙を大量に発生させてしまう危険がある。予防方法としては、天候異変時にはフィーダーからの紙の給紙をすぐストップすることで危険回避し、天候回復まで機械を止める。